デザイン案が決定したのは2/22(月)のこと。
以上INDIGO GRAPHIXさんから上がってきたデザイン案の一部。
2枚目の右から見た図に少し色指定ミスありますが大体こんな感じで決定しました。
左右非対称のデザインで、まず左側で目を引くのがフェイスカバー可動部の支点にあしらった円形のシルバー。MANAのエアクリーナーカバーをモチーフにして円のデザインを上手く取り入れています。
実車ではSPORTS GEAR SYSTEMの文字がカバー内に収まっていますが塗装で再現するには小さくなり過ぎるので外側に配置。
顎から首筋に掛けてはラジエーターカバーがデザインされ、額から後頭部に掛けてはフロントフォークのイメージ。
首筋から後頭部に掛けてはタンデムステップ前のカバーをイメージ。ボルトまで細かいです。
右側のフェイスカバー可動部の支点はドライブスプロケットカバーの特徴的なデザインを再現。
そこから繋がるように顎にはステップ横カバーのメッシュ。マスキング大変そうだなあ。
あと頭頂部には車体右側でだけ見えるシルバーのトラスフレームが嬉しいです。
後頭部には車体サイドカバーと同じMANA850のロゴ。「850」の色はキャンディーレッドです。
ヘルメット前方から引かれたゴールドのラインが折り返しており良いアクセント。
長々と説明書きましたが一言でまとめると 素 晴 ら し い !!
僕が4年以上掛けて仕上げたMANAの情報量からここまで汲み上げて、かつハイレベルなデザインをまとめるためにFactory Kondoさんと打合せながらも2週間足らず。これがプロのデザイナーさん。
それからウキウキした気分でFactory Kondoさんにアポを取り2/27(土)持ち込み決定。
そして今日。良い天気、いざ埼玉。……その前に。
ネオテックと一緒に持ち込むPuigのアンダースポイラー、エキパイとか干渉しそうなところを削らないと。夏休みの宿題はラストスパート掛ける系の僕です。
まあ簡単に削れるんですけどね。あらかじめマーキングだけは済ませていた3箇所が対象。
会社から持ち帰った使い古しの紙ヤスリを鉄板など硬くて丁度いい大きさのものに巻いてザリザリ削ります。手持ちで一番粗い60番で景気よく。
角は丸く。こんなものでしょう。あとは順に120番とか目の細かい紙ヤスリに移して仕上げました。
削りカスを水洗いで落としてから乾拭きし、塗装色をマスキングテープとマジックで指定。
どう塗るか迷っていたのですが路面から石とか跳ねますし外側は無難にキャンディーレッドの一色、内側は黒で決定しました。
さて改めましてFactory Kondoさんへ。
MANAで高速に乗って行くのと電車で行くのとで時間は同じくらいですが、高速代より電車代の方が安いので電車で……行きたくなるところですが、カスタムペイント第二弾で塗ってもらった外装は組付けた状態で写真しか見せていませんからね。実車を見て頂いた方がよろしいか。
色見本で預けるZ-6良し、ネオテック良し、アンダースポイラーと帰り用ヘルメットのVyzvy良し。
塗装してもらうネオテックをメットインに収納するつもりでしたがネオテック入れるとスマホナビの電源を引けないのでZ-6を収納することに。
だったらネオテックは後ろに括りつけるべきでしたねぇ。考えれば分かるようなことを……。
けどネオテックの被り心地を確かめるのも悪くありません。装着、そして出発。
ううーん顎紐が異常に短くて喉仏に当たる感触が苦しい。ネオテックのAmazonレヴューでも見掛ける意見でしたが覚悟していた以上に不快な。
そして量販店の少しヘタれたSサイズはジャストフィットだったのですが新品のSサイズきっつ! 額がギュウギュウ締め付けられて痛いです。神経を圧迫して吐き気がしてくるんじゃというレベルで痛い。
しかしZ-6のMサイズも始めはキツいキツいと思っていたのが今では理想的な被り心地で、なんとかネオテックの内装が慣れるまでの辛抱か。
良いところを書きますとフリップアップとは思えない静粛性。普通のフルフェイスのZ-6より静かなくらいです。メーカー技術の日進月歩を感じます。
それに顎から入る巻き込み風の少なさ。顎部分を上げて脱着する手間を逆手に取り、顎の内側に装着するチンカーテンは従来のフルフェイスにない密閉性です。これは冬とてもありがたい。
あとシールド開閉についても……あまり細かいことは塗装後に。
圏央道と関越道を使って片道1時間20分弱でFactory Kondoさん到着。
アポを取った13時丁度に着いて、MANAから降りたところで音に気付いた店主のnariさんがお出迎え。MANAを見てもらってから塗装の打合せに。
デザイン案とモデルになった実車を見ながら「ここはこういう色にした方が良い」など塗装屋さんの目から見たアドバイスをもらいデザインの修正。
電車じゃなくMANAで来て正解というか依頼内容から考えれば当たり前だろ自分!
やがてお金の話に。「このデザインでいくらくらいだと思う?」と質問を受けました。
さあシンキングタイムだアール! 相場を知らぬ勉強不足な身ですが考えよう。
低く見積もるのは失礼ですが高く言い過ぎるのもどうなのか。
前に塗ってもらったZ-6を参考にするとあれの定価が……
はて料金の話をどこまで載せていいのか。ボカしましょう。
Z-6が定価◯万のところ紹介とか外装と一緒の持ち込みで◯万にサービスして頂いて、今回のネオテックはまずバラすのが大変、塗り分けもすごく複雑、けどマスキングデータがINDIGO GRAPHIXさんから出てて……?
アール「◯万くらいですか?」
nariさん「全然足りない。◯◯万以上」
アール「ですよね!!」
すみませんでしたあああああ!!orz
平面であるヘルメットが立体的に見えるようハイライトが多く取り入れられており、僕が想像した以上に大変な塗装であると思い知りました。右と左の丸いデザインだけで5万と5万。
◯◯万という金額にビビった僕は「ではデザインをこれより簡略化して◯◯万くらいに……」と弱気な提案。しかし、すでにINDIGO GRAPHIXさんから素晴らしいデザイン案を作成してもらっており、それに対して格安なデザイン料という込められた意味。
僕が言い出しっぺの「こだわり」に、INDIGO GRAPHIXさんとFactory Kondoさんにもう乗っかってもらっているのです。
今回の僕の依頼は御二方の作品となります。それを「予算が思ったより嵩むので簡略化を」としてしまっては、特にデザイナーさんの立つ瀬がありません。
一方で簡略化せず塗装料を値切るのは生活が懸かっている塗装屋さんに奉仕を求める愚かさ。
ああ、これは腹を括るところですね。では仰る金額で……
nariさん「ただ仕事量が落ち着く時期まで待ってもらえるならサービスで◯◯万にしましょう」
感謝っ……! 圧倒的感謝っ……!
ああ、僕は人の善意に生かされてるなあ。あと興味を引く珍しいバイクに乗っていて良かったです。おう愛してるぜMANA。
5月の九州キャンプツーには使えなくなりましたが全く問題ありません。いや元々その納期は厳しかったようなんですが。
色見本として預けるつもりだったZ-6は塗装が長期になる都合で持ち帰り。まだまだお世話になりそうです。
以上INDIGO GRAPHIXさんから上がってきたデザイン案の一部。
2枚目の右から見た図に少し色指定ミスありますが大体こんな感じで決定しました。
左右非対称のデザインで、まず左側で目を引くのがフェイスカバー可動部の支点にあしらった円形のシルバー。MANAのエアクリーナーカバーをモチーフにして円のデザインを上手く取り入れています。
実車ではSPORTS GEAR SYSTEMの文字がカバー内に収まっていますが塗装で再現するには小さくなり過ぎるので外側に配置。
顎から首筋に掛けてはラジエーターカバーがデザインされ、額から後頭部に掛けてはフロントフォークのイメージ。
首筋から後頭部に掛けてはタンデムステップ前のカバーをイメージ。ボルトまで細かいです。
右側のフェイスカバー可動部の支点はドライブスプロケットカバーの特徴的なデザインを再現。
そこから繋がるように顎にはステップ横カバーのメッシュ。マスキング大変そうだなあ。
あと頭頂部には車体右側でだけ見えるシルバーのトラスフレームが嬉しいです。
後頭部には車体サイドカバーと同じMANA850のロゴ。「850」の色はキャンディーレッドです。
ヘルメット前方から引かれたゴールドのラインが折り返しており良いアクセント。
長々と説明書きましたが一言でまとめると 素 晴 ら し い !!
僕が4年以上掛けて仕上げたMANAの情報量からここまで汲み上げて、かつハイレベルなデザインをまとめるためにFactory Kondoさんと打合せながらも2週間足らず。これがプロのデザイナーさん。
それからウキウキした気分でFactory Kondoさんにアポを取り2/27(土)持ち込み決定。
そして今日。良い天気、いざ埼玉。……その前に。
ネオテックと一緒に持ち込むPuigのアンダースポイラー、エキパイとか干渉しそうなところを削らないと。夏休みの宿題はラストスパート掛ける系の僕です。
まあ簡単に削れるんですけどね。あらかじめマーキングだけは済ませていた3箇所が対象。
会社から持ち帰った使い古しの紙ヤスリを鉄板など硬くて丁度いい大きさのものに巻いてザリザリ削ります。手持ちで一番粗い60番で景気よく。
角は丸く。こんなものでしょう。あとは順に120番とか目の細かい紙ヤスリに移して仕上げました。
削りカスを水洗いで落としてから乾拭きし、塗装色をマスキングテープとマジックで指定。
どう塗るか迷っていたのですが路面から石とか跳ねますし外側は無難にキャンディーレッドの一色、内側は黒で決定しました。
さて改めましてFactory Kondoさんへ。
MANAで高速に乗って行くのと電車で行くのとで時間は同じくらいですが、高速代より電車代の方が安いので電車で……行きたくなるところですが、カスタムペイント第二弾で塗ってもらった外装は組付けた状態で写真しか見せていませんからね。実車を見て頂いた方がよろしいか。
色見本で預けるZ-6良し、ネオテック良し、アンダースポイラーと帰り用ヘルメットのVyzvy良し。
塗装してもらうネオテックをメットインに収納するつもりでしたがネオテック入れるとスマホナビの電源を引けないのでZ-6を収納することに。
だったらネオテックは後ろに括りつけるべきでしたねぇ。考えれば分かるようなことを……。
けどネオテックの被り心地を確かめるのも悪くありません。装着、そして出発。
ううーん顎紐が異常に短くて喉仏に当たる感触が苦しい。ネオテックのAmazonレヴューでも見掛ける意見でしたが覚悟していた以上に不快な。
そして量販店の少しヘタれたSサイズはジャストフィットだったのですが新品のSサイズきっつ! 額がギュウギュウ締め付けられて痛いです。神経を圧迫して吐き気がしてくるんじゃというレベルで痛い。
しかしZ-6のMサイズも始めはキツいキツいと思っていたのが今では理想的な被り心地で、なんとかネオテックの内装が慣れるまでの辛抱か。
良いところを書きますとフリップアップとは思えない静粛性。普通のフルフェイスのZ-6より静かなくらいです。メーカー技術の日進月歩を感じます。
それに顎から入る巻き込み風の少なさ。顎部分を上げて脱着する手間を逆手に取り、顎の内側に装着するチンカーテンは従来のフルフェイスにない密閉性です。これは冬とてもありがたい。
あとシールド開閉についても……あまり細かいことは塗装後に。
圏央道と関越道を使って片道1時間20分弱でFactory Kondoさん到着。
アポを取った13時丁度に着いて、MANAから降りたところで音に気付いた店主のnariさんがお出迎え。MANAを見てもらってから塗装の打合せに。
デザイン案とモデルになった実車を見ながら「ここはこういう色にした方が良い」など塗装屋さんの目から見たアドバイスをもらいデザインの修正。
電車じゃなくMANAで来て正解というか依頼内容から考えれば当たり前だろ自分!
やがてお金の話に。「このデザインでいくらくらいだと思う?」と質問を受けました。
さあシンキングタイムだアール! 相場を知らぬ勉強不足な身ですが考えよう。
低く見積もるのは失礼ですが高く言い過ぎるのもどうなのか。
前に塗ってもらったZ-6を参考にするとあれの定価が……
はて料金の話をどこまで載せていいのか。ボカしましょう。
Z-6が定価◯万のところ紹介とか外装と一緒の持ち込みで◯万にサービスして頂いて、今回のネオテックはまずバラすのが大変、塗り分けもすごく複雑、けどマスキングデータがINDIGO GRAPHIXさんから出てて……?
アール「◯万くらいですか?」
nariさん「全然足りない。◯◯万以上」
アール「ですよね!!」
すみませんでしたあああああ!!orz
平面であるヘルメットが立体的に見えるようハイライトが多く取り入れられており、僕が想像した以上に大変な塗装であると思い知りました。右と左の丸いデザインだけで5万と5万。
◯◯万という金額にビビった僕は「ではデザインをこれより簡略化して◯◯万くらいに……」と弱気な提案。しかし、すでにINDIGO GRAPHIXさんから素晴らしいデザイン案を作成してもらっており、それに対して格安なデザイン料という込められた意味。
僕が言い出しっぺの「こだわり」に、INDIGO GRAPHIXさんとFactory Kondoさんにもう乗っかってもらっているのです。
今回の僕の依頼は御二方の作品となります。それを「予算が思ったより嵩むので簡略化を」としてしまっては、特にデザイナーさんの立つ瀬がありません。
一方で簡略化せず塗装料を値切るのは生活が懸かっている塗装屋さんに奉仕を求める愚かさ。
ああ、これは腹を括るところですね。では仰る金額で……
nariさん「ただ仕事量が落ち着く時期まで待ってもらえるならサービスで◯◯万にしましょう」
感謝っ……! 圧倒的感謝っ……!
ああ、僕は人の善意に生かされてるなあ。あと興味を引く珍しいバイクに乗っていて良かったです。おう愛してるぜMANA。
5月の九州キャンプツーには使えなくなりましたが全く問題ありません。いや元々その納期は厳しかったようなんですが。
色見本として預けるつもりだったZ-6は塗装が長期になる都合で持ち帰り。まだまだお世話になりそうです。